●TCP/IP
1974年にVinton G. Cerfと Robert E. KahnがTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルを提案した。パケット通信をベースとするネットワークプロトコルで、世界中のコンピュータを「IPアドレス」使って相互接続 することができる。設計目標は以下の通り:
・コンピュータハードウェア/オペレーティングシステム/サブ・ネットワーク技術と無関連
・サブ・ネットワーク間のエラー・ルートを容認/サブ・ネットワーク間でのデータの転送能力
・データの信頼性/故障から回復能力/流れの制御能力
A.ホストの観点
ホストとホストの間に共通的な通信サービスを提供する。各ホストの違いを隠して、ユーザアプリケーションに共通インタフェースを提供する。B.ネットワークの観点
ネットワークとネットワークの間に接続手段を提供。各ネットワークの違いを隠して、ホストから見れば 1つのネットワークにする。▼TCP/IPの構造図
TCP/IPプロトコルでは通信相手を「IPアドレス」という住所で指定する。
インターネットに接続可能なグローバルIPアドレスはICANNという組織が管理しており、国別にICANNの下部組織が管理を行っている。
日本ではJPNIC「日本ネットワークインフォメーションセンター」が管理している。
●ネットワークを使ったデータのやり取り
・PC対PCは一対一・複数クライアントからの要求に対してデータ提供できるのがサーバ
複数ユーザーから同じデータの送受信処理を制御し、依頼に応じていろいろと便利な「サービス」(機能)を提供する。
→Server(サーバー)→→→提供者
データの送受信処理及び処理結果などの「サービス」を依頼し、提供されたものを利用する。
→ Client(クライアント)→→→依頼者
クライアントサーバシステム
●ドメイン
コンピュータ用のアドレスは数字の羅列で構成され、人間の目には非常にわかりづらいものになっているため、人間の目で簡単に判別できることができ、管理もしやすいドメイン(domain)という仕組みが導入された。→グローバルアドレスの取得は「お名前.com」で。
コンピュータ用のアドレスは、インターネット上で使用するコンピュータの住所なので、重複することは出来ない。「domain」は「領地」という意味で、コンピュータ関連では、主にネットワーク環境におけるひとまとまりの管理単位などを表わす。
ドメイン名は、国別コード、組織種別コード、組織名で構成され、組織内の階層はサブドメインと呼ばれる。例えば「design.tera- house.ac.jp」というドメイン名があったとすると、「jp」が国別コード、「ac」が組織種別コード、「tera-house」が組織名、 「design」がサブドメインとなる。
日本の国別TLD(.jp)の管理はJPNICが担当しているが、発行・登録は行っていない。企業・団体・個人からのドメインネーム申請受付・登録はJPRS(日本レジストリサービス)が担当している。
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