2014年5月9日金曜日

企業が求める人材とは(2) 社会人基礎力に加えて求められる「資質」

  1. 素直さ
  2. 頭のよさ(勉強の出来ではない)
  3. エネルギー(やる気と意欲) 
この三つがあれば、未経験でもOKとされる。逆にどれか一つでも欠けていたら、未経験職種は無理。2の頭のよさは、IQではなくEQのことを言う。
EQ
「今の感情の状態」を認識し、それをコントロールする能力。この能力があれば、自分にとって適切な行動をとることができるし、前向きな感情を生み、前向きな行動を作り出すことができる。同時に対人コミュニケーションも上手く保つことができる。
 また、コミュニケーション能力と論理的思考能力も必要とされ、これらを総合して適切な自己表現を行う能力をアサーションと呼ぶ。アサーティブは話し方ができるかどうかで評価が大きく変わってくる。
アサーション
相手の権利を奪わない形で尊重しつつ、自分の正直な気持ちを表現する人との関わり方
 これらを備えた人物が即戦力として活躍できる。独創性と創造力、そしてIT力を持つ人材が期待されている。
 

採用の「ピンポイント化」

企業は、「必要な部署」に「必要な人材」を「必要な人数」だけ採用する(=ピンポイント採用)。就職活動では、応募する会社にとって「自分は必要な存在」であることをしっかり理解させ、他者との差別化を図らなくてはならない。

2・8社員あるいは2・6・2の法則といわれるように、会社の利益に貢献する社員は全体の20%程度であるといわれている。
“価値ある人材”とは-業績向上に貢献
  • みんなと「うまくやれる」
  • 活かせる実務経験を持つ
  • 社会人力の高い人
  • 素直な人
  • 頭のいい人
  • やる気と意欲がある人
面接は減点法であり、自分の魅力を積極的にプレゼンしないといけない。求職者は未経験職種であればあるほど、企業が求める人材と自分の能力とのギャップに悩まされることになる。

求職者が他者と差別化してアピールできるのは、「仕事観」と「社会人常識」の2点だけである。これらは自分の過去についての責任をどう捉えているか、そして将来への意欲・姿勢がどのようなものであるかを自分なりに整理できているか否かにかかっている。

これからの時代を生きるには

★成果主義(目標管理制度)社会への対応力を持つことが求められる
  • 社員は会社に依存して生きる発想を持たない
  • 市場性の高い、キャリア競争力をつける(労働市場&企業間でのキャリア競争力への貢献)
  • 社員は、最終的には会社の利益に貢献できなければ評価はされない
  • 会社にもたれかかるのではなく、会社の環境を活用して自分に「力」をつけること
  • 資格取得など、自分に対する投資感覚を持つ(キャリアのために何をすべきか自分で考える)

転職は人生のターニングポイントであり、28歳を過ぎたなら中長期の展望を本気で考えなければならない。自分の課題を見つけ、それが転職で解決できるかしっかりシミュレーションする必要がある。

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